【オカマ酒場放浪記】新宿御苑前駅の雑居ビル地階に佇む隠れ家バー(日本酒BAR 袂)
- administrator
- 2021年11月8日
- 読了時間: 3分
更新日:2021年11月24日
総合 4.0
料理・味 4.0
サービス 4.0
雰囲気 3.5
CP 2.5
酒・ドリンク 5.0
¥3,000~¥3,999/1人
(訪問日時 2021/11/8)
食べログ(日本酒BAR 袂)⇒ https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130402/13249524/
路面に出たブラックボードをちらちら見て興味をそそられていたお店。
この絵面が琴線に触れる人とは、おそらく気が合うかもしれない。
なんとなく先日訪ねた西荻窪のおばんざい・梵を彷彿とさせる店構えです。
女将さんというかママさんが、酒飲み友達を伴って脱サラ開業したという。あらかじめ想像していたよりも、ママもお友達もお若かったです。いわゆる老舗女将の貫禄はありませんが、その分、カジュアルで気構えもなく利用できそうです。
日本酒3種飲み比べセット、お通しの佃煮とマグロの照り焼き、刺し盛り、追加でおすすめの日本酒半合、で締めて約三千円。
日本酒はラインナップ豊富なのでおまかせでお願いすると好みっぽいのをチョイスしてくれます。私は追加で注文した和歌山の紀土(キッド)がフルーティで美味しくいただけました。こうしたコンサルテーションがお上手なのは、さすが日本酒に精通したママなんだなと感心しました。
あとお通しが秀逸。これは納得してお金払いたくなるお通し。またアルコール分解を助けるキャロットジュースをチェイサーに、とショットグラスも供されました。すごい! 意識高い!
カウンターの醤油差し、布製のコースター、椅子に敷かれたウレタンの座布団、随所に女性オーナーらしいこだわりと繊細さを垣間見ました。そしてトイレにはなんとDIY風の女優ミラーまで。すごい! すごすぎる! トイレが汚れてない飲み屋は、すべからく良店ですよね。
「この店は去年の夏くらいにオープンしておよそ一年。それもコロナ禍で制限の中でのスタートだったんです。だからようやく通常の営業がはじまって、いよいよこれからが本番だな、うまくやっていけるのかなって感じです」と、ママが教えてくれました。
なるほど。まだ開業間もないんですね。開業直後のワクワク感とハラハラ感は、私の経験でもダブるところがあります。感情移入しちゃうなぁ。開業初年度のあの頃。懐かしいし、楽しい記憶。先輩ヅラする気は毛頭ありませんが、ぜひともがんばって経営を続けてほしいと思います。
映画の時間が迫っていたので、一時間ちょっとの短い滞在でクローズ。
なんだか、まだまだこの隠れ家バーの片鱗しか見えてないような気がします。
引き出しもポテンシャルもこんなもんじゃない。
開業から一年、アルコール提供はさらに日が浅い、輪郭がふわっとした印象。
しばらく間を空けて訪れると、またなにか新しいおもしろい試みをはじめてそうな期待を抱かせてくれる、そんなスタートアップ感に富む若きママのお店でした。
昼飲みできるのも高ポイント。
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