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    【Blog】11月開催の渋谷区LGBTコミュニティスペース

    11/14(土)に催された渋谷区LGBTコミュニティスペースに参加してきました。

    午前の部のテーマは「Xジェンダー・トランスジェンダーとシューカツ」。

    午後の部のテーマは「トランスジェンダー ビューティーセミナー(初級)」の二部構成。



    渋谷区LGBTコミュニティスペース「#渋谷にかける虹」 ⇒ https://shibuya-niji.jp/

    開催場所は渋谷区文化総合センター大和田。

    8階にある渋谷男女平等・ダイバーシティセンター〈アイリス〉というスペースでは、

    月一回ごとにテーマを変えてイベントが催されています。


    もちろんトランスジェンダーだけではなく、ゲイやレズにスポットを当てた回もあります。

    パートナーシップ制度等のシリアスなものから、ワークショップ等の肩肘張らないものまで

    内容も様々で、自分に興味のあるテーマを選んで参加することができます。


    午前の部のテーマは「Xジェンダー・トランスジェンダーとシューカツ」


    コロナウィルスの影響もあり参加者は私を含めて4人とアットホームな回になりました。

    その分、膝を詰めたお話し合いができたと思います。

    最近になって自身の性自認に目覚め、これまでの職場を辞めて今まさに就職活動中の方。

    今現在の職場でトランスとしての就業に不自由を感じている方。

    人それぞれ、抱えていらっしゃるお悩みは様々です。

    自分がどういう生き方をしたいか、その上で社会とどう擦り合わせを行うか。

    ともすればこれはセクシュアルマイノリティに限らず、

    一般の誰にでも当てはまる問題なのかもしれません。

    LGBTは当たり前の人権問題というものを改めて世間に提示しているのかもしれません。


    真に迫った議題もいいのですが、トランス同士のフランクな話題も楽しめました。

    コスメはどこのを使っているのか、とか。

    トランスならではのあるあるネタ、とか。

    私個人の考えとして、私にとっては男も女も、どちらも同族にはなり得ないのです。

    トランスジェンダーというパーソナリティの人と相対して、

    はじめて思いを共有共感できる居心地のよさを感じるのです。

    イベントを終えて参加者同士でランチ会をした時も、歓談する我々は

    男の集まりでも女の集まりでもなく、トランスの集まりなんだと実感しました。


    午後の部のテーマは「トランスジェンダー ビューティーセミナー(初級)」


    資生堂とのタイアップでメイクの講習が行われました。

    午前の部と比べて、一気に参加者が急増。合計で10人はいたかと思います。


    普段、縁のないお高い基礎化粧品を使えることが、うれしくてうれしくて。

    気持ち多めに拝借して、手指から腕から首からデコルテから耳の裏まで塗りたくりました。

    ありがたや、ありがたや。


    美容部員の方に「指のタッチが柔らかくてお上手ですね」と褒めていただきました。

    仕事でフェイシャルエステやってます。おだてられて得意満面な私。


    実習が終わると軽くトーク会。


    コスメに限らず様々な物事でユニセックス、ジェンダーレスが進んでいると聞きます。


    ゲストの方から「メンズ」というネーミングについて問題提起がなされました。

    資生堂さんによると、やはり男性と女性で肌質や皮脂の分泌等にフィットした商品展開を

    されているそうですが、厳密な区切りはなく、使いたい物を使っても問題ないとのこと。

    「メンズ」という枕詞が取り払われると、確かに選択の自由化が図れますよね。

    女性がメンズ用品を使いたい時に、メンズの枕詞があると選ぶのを憚られてしまいます。

    某大手アパレル店でも、女性コーナーに「女性にもお勧めできるメンズアイテム」

    なんてディスプレイされていたりします。

    新しい性であるトランスの視点は、ビジネスにも一石を投じることとなるのでしょうか。


    また男性用化粧品はなぜシトラス系やミント系の香りばかりなのかという、

    私的にも大変興味深い疑義が。

    マーケティングの上で男性がそれらの香りを好むという調査結果が出ているそう。

    ただしそれもジェンダーという枷が選択の権利を阻んでいるような気も否めません。

    男性にはフローラル系は不向きなのか。

    女性が渋いウッド系を身に纏うのはNGなのか。

    1800年代に発売された男性用香水の「フゼアロワイヤル」は、

    ラベンダーを中心にアコードが組み立てられ、メンズフレグランスの基礎を築きました。

    それから長らくラベンダーは男性向けの香りという認知だったのです。

    近年のアロマブームで、ラベンダーに限らずアロマ全般が女性の分野として流布しました。

    つまりプロモーションの如何によって、

    いかようにも操作できることの証左ではないでしょうか。

    盛り上がるトーク会の輪にダイビング突撃したい衝動に駆られましたが、我に返りました。

    ヘタレなオカマですみません。


    最後にゲスト陣と一緒に写真撮影。

    トランスのお友達もいっぱいできましたよ。

    とりあえず、

    私でも手が届きそうなお値段の資生堂の商品をドラストで探してみようと思いました。

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