【Blog】2020の確定申告
- administrator
- 2020年3月25日
- 読了時間: 3分
更新日:2021年11月20日
今年も無事に申告終了。
フリーランスでやっている身ですが社会の一員であることを再認識できる、
そんな地味に大切な儀式だったりもします。
とはいえ税務署からしたらe-Taxでやってくれと思ってそうですが。
オンラインだなんて情緒がないですよ。
直接持ち込む方が、税金を納めている意識も噛みしめられますしね。
先頃サロンにいらした60代のお客様と確定申告の話題になったのですが。
お客様「私はe-Taxで申請して口座振替で納付してるわよ」
私「私より断然ハイテクですね」
お客様「2月にはさっさと申請も済んでたし」
私「でもe-Taxってそれだけのためにカードリーダーを買わなくちゃならないんですよね」
お客様「カードリーダーをPCに接続してログインするのに使ったりもできるけど」
私「……」
ところで会社勤めをしていると馴染みの薄い確定申告。
私もはじめは戸惑いました。
私は会計ソフトで自分で経理をしているのですが、
自分で所得税を計算して、自分で納付額を算出して、自分で払い込みをするんですね。
税務署で申告と同時に払い込みもできるのですが、
まるでコンビニライクよろしくに応対がスムーズです。
納付額の多寡を精査するわけでもなく、自己申告がそのまま通るんですね。
これは日本の税務署は性善説に基づいているそうです。
期限内にちゃんと納付してくれるあなたを信じますよというスタンスなんでしょうかね。
ただそれだけ悪意のある不正には厳しいんでしょう。
いやはや、税務署とは友好的なお付き合いを続けていきたいものです。
そんな確定申告。
今年は色々な変化がありました。
まずコロナウィルスによる期限延長。
例年より申告期限が一か月伸びて4月16日までになりました。
そんなこともあり、私も自堕落で申告が3月下旬になる体たらく。
税務署に赴いた当日はガラガラでしたね。
毎年期限ギリギリに行くと行列ができているので少し拍子抜けしました。
そして2020年分の確定申告、つまり来年の年度末に申告する分より
青色申告の65万円の控除額が55万円に減額されてしまうのです。
引き続き65万円の控除適用を受けるには以下の条件が。
① e-Taxで申告する。
② 電子帳簿保存の申請をする。
どちらか一つの条件を満たす必要があるそうです。
そう税務署はe-Tax推しなんですよ。
それから施行からいまいち認知度がなかった電子帳簿保存法をここに来てゴリ押し。
これまでどおり65万円の控除を受けたければ引き換え条件だということですよ。
ひどくないですか。
消費税増税の時の負担軽減の名の下に普及推進されたキャッシュレス決済。
なんとなくそのやり口を彷彿とさせます。
新法を断行する度胸もないのに、なにかに紛れ込ませて抱き合わせ的に強要する。
日本人の国民性を投影しているようです。
国税関係帳簿の電磁的記録等による保存等の承認申請https://www.nta.go.jp/taxes/tetsuzuki/shinsei/annai/hojin/annai/10.htm
電子帳簿保存申請の書式に目を通してみたのですが、
わからない。
承認を受けようとする電子計算機、
承認を受けようとするプログラム、
そしてそんな申請書類が計6枚もある。
なにこれ。
現状私が使用している会計ソフトは対応準備中らしいです。
今年の9月までが65万円控除を受ける際の申請期限らしいので。
とりあえずそれまで様子を見たいと思います。
ちなみにくだんの内容を税務署の窓口の方に質問してみたのですが。
職員さん「いやちょっと私も勉強不足でしてすみませんわからないです」
え~。
ともあれ今年で確定申告の作業を行うのも3回目。
さすがに慣れてきましたね。
初年は開業の年でもあり白色申告だったのですが。
ナイトメアを見ました。
大人になってから久しぶりに泣きました。
そんな私も、優秀な会計ソフトと場数を踏んで今や平気の平左ですよ。
ただどうしても申告期限ギリギリにまとめてやる癖があるので、
典型的な夏休み症候群。
今年の目標は毎日サボらずに日々の収支を入力できたらと思います。
できるかなぁ。
がんばろう。
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