総合 3.0
料理・味 3.5
サービス 3.0
雰囲気 2.0
CP 4.5
酒・ドリンク 4.0
¥2,000~¥2,999/1人
(訪問日時 2021/12/10)
あいかわらず美容室ジプシーの私です。この文言、定番化しそう。言い訳しておくと、美容業とは緩やかに相通ずる部分があって、他人事として見れない、自分事として考えてしまう。完全なお客様になりきれないんです。これはもはや職業病という宿痾かもしれませんね。
先日、初見で訪れた表参道の美容室。当たりでした。代表さんと出身が同じでした。いやこれは蛇足ですね。技術もそうですけどやっぱりフィーリング大事かも。しばらくリピートで通うつもりです。
閑話休題。
赤ちょうちんとは無縁のシャレオツスポットにおいてせんべろを提供している熊ださん。裏原のブティックとかスイーツ店とか並ぶ界隈に佇んでおります。店構えもシャレオツ。
ちなみに建物一階がチーズケーキのお店。こちら実は弊サロンのお客様と取引がある店舗とかで、差し入れでお菓子を頂戴した機会があります。これも蛇足。
金曜の夕方に入店すると自分一人。ただ時間を追うごとに客が増えてきて、終いには待ち客も出てくるくらいの混み具合でした。ただ丼物の飲食提供がメインなので回転はいいみたいです。せんべろセットを頼んでいたのは、自分を含めて二割くらいかも。
やっぱり土地柄なのかかわいらしい十代くらいの女性客が目立ちました。クレープが似合いそうですけど、サーモンを食べに来るという。背広姿の新橋風の客はまったく見れませんでした。やっぱり土地柄ですね。カジュアルな格好の男同士、女同士、カップルというところ。あれ……。お一人様の客って私だけだったかも……。え……。
せんべろセットは麻雀の点棒とチンチロリンという心憎いシステム。つくづくなんでこんなカジュアルなサーモン専門店でこのシステムにしたのかなぁ。
料金込みでお通しが三品付いてきます。いや、コスパよすぎますって。筋子も柴漬も味が濃いので、あとはドリンクを注文するだけで充分そうです。
ガリチューハイはガリもうれしい量。これも塩分が濃いアテの箸休めになります。焼酎を濃いめで注文も可能。
この日はセット×2で締めて2,200円でした。サーモンまみれ。
コスパは文句のつけようがないのですが、お店のコンセプト作りとしては多少ボールゾーンライクに感じました。つくづく、飲食と飲酒の客層の混在は難しいです。温度差ができます。照明も明るすぎる。内装がカジュアルなのはスタイリッシュという見方もできますが。ひょっとしたら店員さんがお酒をよく嗜む方であれば、店内の雰囲気やオペレーションも変わってくるかもしれません。あと食卓が狭い。椅子も高い。カフェか。長居できる前提には造られていないようです。比重としてはサーモン丼の客なんだなと思いました。
この日は金曜の夕方以降の時間帯だったので、日もよろしくなかったですかね。これが平日の昼間だったら、幾分快適な昼飲みを満喫できたかも。でもせめて、テンカラの状態で一人客が来たら、視界が開けた厨房越しのカウンター席に付けてほしい。とりあえず店の端から客を詰めていく回転重視のオペレーション。狭い卓に、高い椅子に、目前は壁。窮屈、窮屈。自分がフォアグラになったような気分です。もういっそ、立ち食い&立ち飲みの店にすりゃいいじゃん。
せんべろもワンセットにして、さっさと二軒目に行くという使い方が妥当かな。
またしつこく冒頭の話に戻すと、表参道の美容室は当たりでした。これでしばらくは美容室選びでナイーブな気持ちにならずに済みそうです。この美容室を離れない間は、こちらのサーモン専門店にも足を運ぶかもしれません。
繰り言になりますが、そもそも論、ここは赤ちょうちん不毛のシャレオツスポットなのだから。
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