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【オカマ酒場放浪記】ザギンでスタンドのタリアン(OSTERIA BARABABAO 銀座)

総合 4.0

  • 料理・味 4.5

  • サービス 4.5

  • 雰囲気 4.0

  • CP 4.0

  • 酒・ドリンク 3.5

  • ¥1,000~¥1,999/1人

(訪問日時 2021/10/13)




飲んでいた一軒目の店が混んできたので、退避するようにこちらのお店へはしご。 銀座の大通りに面した商業ビルのエレベーターに乗り込み9Fへ。 こんな立地で、こんな価格設定の、こんな立ち飲み。 なんか奇跡みたいな成り立ちのイタリアンバールです。 さすがに二軒目なので白でも重い。スパークリングがあったので、二杯目からはそちらを。 アテは鰯のなんか、ブロッコリーのアンチョビうんたら、フリットにパテ載せ的なやつ。 カタカナが読めない。学がないので。文明開化を間近にした衝撃。 一口目、鰯のマリネみたいなのを口に運ぶ。すごい、複雑な味わい。美味しい。 普段、刺盛りとかモツ煮込みに慣れ親しんだ舌には新鮮すぎました。 というかむしろ、日本の赤ちょうちんの味に食傷気味だったら、ここに来ればいい。 こうした舶来の店って敬遠してたんですが、味覚のバリエーションとしてアリだと思いました。 また来ます。スタンドで。客単価が低くて申し訳ない。 思いがけず良店に巡り会えて気分を良くしたのと、お酒が回って、話し相手が欲しくなる。 タイミングよく秋元康風のオジサマとグラスをチンして、話し込む機会にありつく。 大衆居酒屋とは客層も違うなぁ。みなさん、教養とステータスがある。 食器を下げて帰る折、カウンター奥の髭がお似合いの店員さんにも話しかけられました。 「ここは初めてですか。また来てください」 そのノリがなんか焼き鳥屋の大将的なのを連想させるという。 思っていたほど肩肘張らなくていいみたいです。カジュアルレストランらしいですしね。 秋元康風のオジサマに再会するためにも、また来ようと思います。


再訪の追記。

一軒目を離れても少し口寂しい。これって悪い癖ですよね。酔うと気が大きくなってもう一軒、もう一軒となる。我ながらオッサンだなぁ。それもそうか。見た目はオカマ、中身はオッサン。どっかのマセガキ名探偵もメガネがぶっ飛ぶキャラ設定。


ワイングラス一杯だけならいいよね、と安易な気持ちでバラババオへ。こちらのお店、今ちょうど月火が休みなので訪問のタイミングが合わなかったんですよね。

バーテンダーさんには覚えてていただけました。「年内にまた来てください」なんて言われると……おだてられるのに慣れてないオカマはすぐにのぼせてしまいます……。


この日は赤とオリーブとアーティチョークを注文。締めて950円。まさしくせんべろ。オリーブはコクがあって美味しい。瓶詰のやつとはグレードが違う。アーティチョークは味付けが濃くて、ワインがスイスイ進む。安定のバラババオでした。


バーテンダーさんと少し話し込む。この日はテーブル席が潤沢そうでしたが、6人の予約の無断キャンセルがあったそう。

「一時期、騒がれたんですが、まだまだあるんですよねぇ、こういうの。真ん中のテーブル席を取っておいたのに。大損害ですよ」

キャンセルのリスクヘッジは弊サロンでも頭を捻るところです。一人一人の自覚と意識が必要ですよね。


このイタリアンバール、お高く留まってるのかなぁという勝手な先入観は的外れ。オーナーは客としてカウンターで飲んでるし、店長のイタリア人(おそらく)は気さくだし、編み込みのバーテンダーは人懐こいし。資本系の匂いがしません。

銀座の一等地で堅実に経営されているのであれば、急に思い入れが増しますね。とりあえず乞われたように年内にもう一度、顔を出そうかな、と思っております。

ザギンのスタンドでイタ飯を。

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